


バイクでのツーリングには大きく分けてソロツーリングとマスツーリングがあります。
ソロツーリングは自分一人なので自由にツーリングをして構いませんが、マスツーリングになると、複数人でのツーリングになりますので、それなりのマナーやルールが大切になってきます。
マスツーリングは複数人での団体行動でありますし、周りに気を遣っていく必要があります。
それぞれが違うバイクですので速い・遅いや燃費が良い・悪いなど状況が変わってきます。
そんなマスツーリングですが、最低限のマナー・ルールをご紹介したいと思います。
目次



ツーリングメンバーでバイク歴や運転技術にはそれぞれが差があると思います。
メンバーに初心者や運転技術に不安がある人がいる場合はその方々にペースを合わせる必要があります。
初心者や運転技術に不安がある人に無理なペースで走らせると、事故をしてしまう恐れがあります。
初心者ライダーはみんなに迷惑を掛けないように技術以上の走りをしようとしてしまいます。無理な走行は事故に繋がる一番危険なことです。
ベテランライダーは初心者ライダーを守るという責任を忘れてはいけませんし、せっかくのツーリングで事故をしてしまうと台無しになってしまいますよね。
あとは、バイクによって速さというものは違うので、そこを頭に入れておく必要があります。
リッタースポーツバイクと250ccのアメリカンバイクが一緒のペースで走るのは無理ですよね?
マスツーリングの本来の目的は決して速く走ったり・コーナーを攻めたりすることではありません。
ツーリングという集団行動を引率する責任者はこれをしっかりと自覚することが大切なのです。
千鳥走行とは道路1車線上において、互い違いに走行することをいいます。



千鳥走行には色々な利点があります。
まずは一列走行よりも視界が良くなることです。
一列で走行している場合は目の前のライダーしか見えませんし、その先の道路状況が分かりません。
千鳥走行をすることによって、前に走っている複数のライダーの状況が見渡せますし、視界が開けて先の道路状況も見やすくなります。
次に、急ブレーキに対応出来ることです。
千鳥走行をしている場合、万が一、前を走っているバイクが急ブレーキをかけた場合でも、左右にずれている千鳥走行は追突する事態を比較的避けることが出来ます。
これは集団走行の危険な部分である多重事故を防ぐことが出来ます。
他にも、千鳥走行は他の車からの視認性が良くなることやバイクの集団走行でコンパクトに収まるなど利点は多いので覚えておきましょう。



隊列の先頭と最後尾はベテランライダーが走るようにしましょう。
特に、先頭はベテランライダーでないと、初心者ライダーは運転することに精一杯になってしまい、先頭で走ってしまったら走行ペースや後列への気配りが出来なくなってしまいます。
仮に、最後尾に初心者ライダーを置いてしまうと、ペースについて行けずに途中で離れたりしてしまいます。
また、無理してついて行こうとして事故の原因になってしまいます。
最後尾に走るライダーは全体を見渡せるため、インカムを装着している場合は先頭にペースが速いなどの指示を状況に応じて判断しなければならない重要な役割を担っております。
出来るだけ、先頭・最後尾はそれなりに経験があるライダーが理想的になります。



これもバイク乗りとしてのマナーになりますが、コンビニやパーキングでバイクを停める際はコンパクトを心掛けましょう。
ゴールドウイングやハーレー のウルトラなどの車体が大きいバイクの場合は少し無理がありますが、車1台分のスペースにバイク2台停めることを心掛けましょう。
これは、バイク専用駐車スペースがない場合になります。
数少ない駐車スペースに車用の駐車スペースにバイク1台を停めてしまったら、車を停めたい人に迷惑が掛かってしまいます。
バイク乗りの印象を悪くしないためにも、守っておきたいマナーになります。