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ハーレーってどんなバイク?

ハーレーダビットソンはアメリカ生まれのバイクメーカーで現在では日本のバイクメーカーに引けを取らない人気があるバイクになります。
ハーレーって購入する前は、ネットでも色々な情報があるように未知の世界といったバイクですよね。
遅い・壊れる・高いなどなど色々なレビューもありますし、実際に自分で購入して乗ってみないとわかりませんよね。
ハーレーは簡単に言うと、元々アメリカの広大で長い直線道路を走るために設計されたバイクになります。
そのためにバイクに求められるものは、直進の安定性と快適性になります。
直進の安定性を高めるために車体を低くした低重心に、前輪と後輪の距離を長くしています。
快適性にあっても、シートの厚み、ライディング時の姿勢にこだわりを持っています。
エンジンも低回転にトルクを振ることにより、中速域で長時間乗れるようにのエンジンフィーリングを良くしています。
このようにハーレーというバイクはアメリカ人によるアメリカで乗るためのバイクなのです。
しかし、ハーレーは全世界で乗られていますし、色々な国・人に愛されているバイクになっています。
私自身、ハーレーはXL883とFXDLローライダーに乗っていた経験があります。
その魅力についてご紹介していきましょう。
ハーレーって高いの?



ハーレーに関してもっとも多いイメージが「値段が高い」ということではないでしょうか。
値段でいうと国産バイクと比べると新車価格は高いです。
本国アメリカでの販売価格はわかりませんが、ハーレーは日本国内では製造されていませんので、すべて輸入になります。
よって、日本国内で新車を購入となると輸送費なども含まれているので、少しお高めの値段設定になっています。
最近では、国産車も電子制御されているため、話題となったZX25Rなんかも100万近くの値段が付いてる現状です。
バイクって一定期間を自分で保有してみないとそのバイクを何年間長期的に乗っていく自信っていうものがわかりませんよね。
特に新車で購入してしまったら、余程お金に余裕がある方でなければ簡単に買い換えることも難しいでしょう。
ハーレーは正直クセがある乗り物です。
その車種によって乗り味というものが変わってきます。
なので、ハーレーを購入を迷っている方がいたらまずは中古を検討してみることをおすすめします。
ハーレーの維持費は?



これもネットでよく検索されていることなのではないでしょうか。
ハーレーの維持費に関しては、国産大型車と何ら代わりはありません。
しかし、乗り方やいかに乗り手がハーレーを大切にするかによってそれは変わってくるかもしれません。
エンジンオイル交換の頻度やプラグ・バッテリーなど消耗品を細めに交換すれば、維持費が高くなるのは当然のことです。
消耗品で国産車と違う点は、車種によってはエンジンオイル・ミッションオイル・プライマリーオイルの3つのオイルがあるということです。
スポーツスターファミリーに関してはミッションオイルとプライマリーオイルが一緒なので2種類のオイル交換で済みますが、ビッグツインエンジンを積んでいる車種は3つのオイル交換が必要になるので、余計に費用が掛かってしまうでしょう。
それに、ハーレーはディーラーで整備・点検をしてもらうと高くついてしまいます。
もちろんディーラーなので安心・安全の整備を約束してくれますが、国産のディーラーよりも値段は高く付きます。
しかし、街のバイク屋さんで以外にもハーレーを専門の扱っているバイク屋さんって多いんですよ。
そのような専門で扱っているお店はカスタムも並行して行っているため、ハーレーにめちゃくちゃ詳しいんです。
そして、ディーラーとは違ってある程度良心的な値段で整備してくれるのでとても助かる存在なのです。
そのようなお店を家の近くで見つかると安心してハーレに乗ることが出来ますよね。
ハーレーって壊れやすいの?



ハーレーにはどうしても壊れやすいというイメージがありますよね。
私自身もハーレーに乗る前はそのような考えで購入するのを躊躇しました。
しかし、ハーレーが壊れやすいのは年式が古いモデルの話であって、新しいモデルのハーレーは壊れにくいです。
むしろ、ハーレーダビッドソンは10万キロ、20万キロ乗れるバイクという自信を持っております。
一般的なハーレーが壊れやすいというイメージは、ハーレー乗りの中ではショベルやパンヘッドなどの1950年代、60年代の旧車を好んで乗っている人が多くいるので、そのような古き良きハーレーのことを差しているのでしょう。
さすがにそのような年代のバイクであれば国産車であったって壊れやすいのは当然のことです。
現代モデルのハーレーに関して言うと、しっかりとメンテンナンスしていれば壊れるといったことはあまりありません。
むしろ、私自身がハーレーに乗っていた頃は、ハーレー2台合わせて5万キロ走りましたが一度も故障はありませんでした。
それほど、イメージと実際の事実というのは異なっています。
ハーレーの魅力は?



ハーレーの魅力といったら、Vツインエンジンの鼓動を感じれることではないでしょうか。
国産Vツインには出せない、ハーレーエンジン特有のVツインの鼓動は一度乗ったら病みつきになること間違いありません。
ハーレーはノーマルマフラーですと、日本の車検に対応出来るように音は控えめな造りになっていますが、社外マフラーに変更することでハーレーサウンドを味わうことが出来ます。
それがハーレーの醍醐味でもありますし、その音を聞きたいがためにハーレーに乗っているという人もいるくらいなのです。
あとは、国産車と比べると、カスタム性に優れているという点でしょう。
自分好みの車両にカスタムすることができ、別のバイクに変わっちゃうくらいバイクの隅々までのカスタムパーツが販売されています。
カスタムをするたびに自分のハーレーが可愛くなっていくのもまたハーレーの魅力なのではないでしょうか。
ハーレーって遅い?
ハーレーって遅いんでしょ?というような質問を受けることがあります。
ハーレーはその通り遅いです。
元々ハーレーは早く走るために作られたバイクではありませんし、速さを求めていません。
特に、ハーレーの中でも低排気量の750や883は国産バイクの400ccくらいのバイクと速さは変わらないでしょう。
しかし、1800cc近くの排気量を持つビッグツインエンジンは、排気量の大きさだけあって加速もそれなりに速いですよ。
リッターSSバイク程ではありませんが、ミドルクラスの国産バイクと同じくらいの加速感は味わえます。
ハーレーは低速でも高速でも楽しく走れるバイクで乗り味というものが大切になってきます。
それを味わいたいという方には速さなどは関係ないではないでしょう。
ハーレーに乗って良かったことは?



ハーレーに乗って良かったことは、ゆっくりとしたツーリングが出来るというところでしょうか。
走りを求めたツーリングはしませんし、比較的視界が開けた姿勢で乗るバイクですので、周りの景色を眺めながら走ることが出来ます。
やはり速いバイク乗っているとどうしても、良いライン取りでカーブを曲がりたいとか出来るだけ車体を倒してカーブを曲がりたいなど走りが中心のツーリングになってしまいます。
そのような走りではもちろん景色を楽しむ余裕なんかありませんし、気がついたら目的地に着いていたなんてこともありました。
しかし、ハーレーに乗ってみると最初からいい走りを求めるなんてことはしませんし、低速時の鼓動・トルクを感じたいがためにスピードを出すこともありませんでした。
ハーレーは低速で走っている方が楽しいんでスピード違反も気にする必要はありませんね。
あとは、ハーレー仲間が出来ることでしょうか。
類は共を呼ぶではありませんが、高速道路でのパーキングエリアで休憩しているときも、同じハーレー乗りが話しかけてくれたこともありますし、他の人のハーレーが気になってしまうのは宿命なのでしょうか。
ハーレーのことはハーレーに乗っている人にしかわからない楽しさ・悩みなどがありますから、そのようなことを共感出来る仲間が出来たことが良かったことでもあります。
一度乗ったらまた乗りたい
現在、私は理由があり国産車に乗っておりますが、またハーレーには乗りたいと思っています。
やはりハーレーの鼓動が忘れられないのでしょう、国産車じゃ物足りなくなってしまいます。
その中毒性がハーレーの怖いところでもあります。
しかし、ハーレーは重さ・大きさ共に取り回しに影響があるものの、保有していて満足感もありますし、乗っていてこんな楽しいバイクはありません。
この記事を読んで少しでもハーレー購入に迷っている方の参考になればと思っております。