基本的にバイクは車とは違って、荷物を載せて走ることを前提とした乗り物ではありません。
ほとんどのライダーが自分のバイクに効率よく荷物を積載出来る方法を考えているでしょう。
スクーター系のバイクはシート下にメットインがあり、余程の大きいものでなければある程度の小物を入れるスペースがあります。
国産バイクであれば、シート下に車検証、ETCを入れてスペースは一杯になるのではないでしょうか。
さらに、ハーレーであれば車検証すらまともに入らない車種もあります。
そのためバイクに荷物を積載するために様々なバッグが販売されていますが、どのバッグが自分に合っているのか使ってみないとわかりませんよね。
私自身、過去に様々なジャンルのバイクに乗ってきましたので一通り様々なバッグを使用してきましたので、使い心地などを紹介していきたいと思います。
今回リアキャリアに関してはバッグというジャンルから外します。
目次
フォークバッグ(アメリカン・クルーザータイプ)
フォークバッグは主にアメリカン・クルーザータイプのバイクに取り付けるものになります。
フォークバッグはフロントフォークに取り付けるため、バッグ自体のサイズもそこまで大きくはないので大体工具類を入れているライダーが多いのではないでしょうか。
加工しない限り、ほとんどが鍵を付けることを想定して作られているバッグではないのでセキュリティの面で盗まれても困らないものを入れているでしょう。
フォークが沈み込んだときフロントフェンダーやヘッドライトと干渉する場合があるので、取り付けには少し考えて取り付ける必要があります。
私はハーレーでフォーグバッグにちょっとした工具や部品を入れていましたが、若干取り出しづらいという欠点がありましたが、見た目がカッコよくなるのであまり気にせず使っていました。
ほとんどスタイル・見た目のものになりますので機能性としてはそこまで便利なものではありません。
タンクバッグ

タンクバッグはネイキッド・ツアラーバイクによく合うバッグでしょうか。
日帰りツーリングにはもってこいの大きさ、便利さになります。
タンクバッグにはマグネット式と吸盤式でバイク車体に固定するタイプがあります。
ほとんどのバイクがタンクが金属製のためマグネット式の方が強力なためおすすめになりますが、バイクによってはマグネットが付けられないバイクもあり、吸盤式しか取り付けられません。
吸盤式の場合だと吸盤が経年劣化で吸い付きが悪くなりますのであまりおすすめは出来ません。
あと、スワローハンドルタイプのバイクなどタンクよりもハンドルがたれているバイクは、バッグが邪魔になりライディングに支障が出ますので他のバッグがいいでしょう。
私は現在乗っているバンディットにマグネット式のタンクバッグを使用しておりますが、ツアラータイプのバイクなので体と干渉することもありませんし、日帰りのツーリングにはちょっとした小物が入れられるのでとても重宝しております。
※積載容量目安・・財布、ケータイ、雨具、ペットボトル1本、簡単な工具
シートバッグ



シートバッグはタンデムシートに取り付けるタイプのバッグになります。
大きさも様々なサイズのものがありますので、日帰りツーリングから1泊2泊出来るくらいの大きさのものまであります。
シートバッグは使い勝手もよく、タンデムシート上の設置するため取り回しの際にも邪魔にはなりません。
しかし、バイクを跨るときに少し邪魔になってしまいますので、私のように短足な方だと足をあげるのが辛いでしょう。
バイクのまたがり方は色々とありますので大した問題ではありませんが、シートバッグは総合的にみて一番使い勝手が良いバッグではないでしょうか。
特に、タナックスのシートバッグはシート下からしっかりとシートに固定出来るため、脱落する心配もありませんし、脱着もスムーズに出来るのでツーリングには欠かせないものです。
私は、主にシートバッグにはちょっとした工具とツーリング先でのお土産を入れるために取り付けています。
※積載容量目安・・雨具、工具、ペットボトル2本、簡易エアコンプレッサーなど
サイドバッグ
サイドバッグは、シートバッグとも併用出来るバッグなため、宿泊が必要なロングツーリングなどには便利なバッグになります。
サイドバッグの難点としては、取り付けが多少面倒くさいというところでしょうか。
バッグが走行中にバタつかないように、タンデムステップなどに結着する必要が出てくるので、容易に取り外しが出来るものではありません。
あとは、取り回しの際に若干邪魔になる程度になります。
しかし、サイドバッグはたくさんの物を積載出来るので、キャンプリーリング・1泊ツーリングに挑戦したいという方にもおすすめになります。
サドルバッグ(アメリカン・クルーザータイプ)



サドルバッグは、アメリカン・クルーザータイプのバイクに良く合うバッグになります。
容量も様々なサイズがありますが、基本的に大きいためある程度のものを積載することができます。
サドルバッグを取り付けるためには専用のバッグサポートというバッグを固定するパーツが必要になります。
基本的にサドルバッグは一度取り付けたら、余程のことがない限り取り外す事はないので、雨具などの荷物も入れっぱなしなことが多いです。
なので、雨風にさらされて汚れたりしますので、革製のバッグでしたらしっかりとメンテンナスをしてあげる必要があります。
最近では、メンテナンスフリーの防水ナイロン製のものがありますのでそちらをおすすめ致します。